毎日毎日、暑いですね…
私はここ一年の疲れが一気に出たせいなのか、はたまた体重減で免疫力が落ちたのか…夏風邪にやられていました💦
ブログを読んで頂いている方はお変わりなく過ごしている事を切に願いながら、このブログを書いています。
夫が亡くなって今日で一年と12日が経ちました。
一年前の私は、生きる希望や意味を失くしていて、食べる事も、生きていく希望も持てず、途方に暮れると共に周りが心配してくれている事にすら気づけない状態でした
一年経ってみて、ようやく少しずつ見えてきた事があり、私の経験が参考になれば…との想いでブログを書いています。少し長くなりますが、目を通して頂けると幸いです。
夫が居なくなってしまった一年は長いような、短いような…不思議な感覚ですが、ハッキリと分かった事が2つあります。
まず1つ目は…
『どんなに後悔しても過去には戻れない。だからこそ、今を大切に生きる事』
です。
夫と一緒に過ごしていた時はまさかある日突然、夫がこの世を去るなんて考えてもいませんでした。
「この先も夫と二人で歳を重ねていって、少しでも楽しい時間を共有できればいいなぁ…」とばんやりと思っていました。
もちろん、夫に対して不満が無かった訳ではありません。
ムカつくことも喧嘩することも、たくさんありました。特に愛情表現が下手くそな人だったので「どうして、そんな言い方するのよ!!」なんて夫に噛みつくこともたくさんあったし、周りに愚痴る事も多くありました。
それでも傍にいるのが当たり前すぎて、今思えばずいぶんと贅沢な悩みだったのかもしれません。
「居なくなってからその存在の大きさを知る」なんてよく耳にしますが、まさにそんな状態だったのだと思います。
亡くなった直後は何も考えられず、未来への不安と悲しみといなくなった現実を受け入れられない自分がいました。
夫の事が大好きだったからこそ、生きている意味すら私の中では見つけられずにいました。
周りの方々が色々と気にかけてくれていても、それにすら気づけずにいました。
我ながら、ダメダメだったと思います。
そして、少しずつ夫がいない日常を過ごしていくうちに「どんなに望んでも、夫が帰ってくる事はないんだ…」ということを受け入れていけるようになりました。
それと共に、私の事を自分の事のように考え、力を貸してくれた人への感謝の気持ちがあふれ出てきました。
その中でも、自分の事を差し置いてまでも他人である私の事を気にかけ、力になってくれた人がいます。
本当に感謝しかありません。
こんなに自分の為に尽くしてくれる人を裏切る事や悲しませる事は出来ない…。と強く思いました。
人は一人では生きていくことは出来ません。もしも「一人で生きていっている」と思っているのであれば、それはたぶん勘違いだと私は思います。
この世に『当たり前の事』は1つもないんだと身をもって体験したと感じています。だからこそ、過去の経験を糧に今、そして未来を自分の足で歩んでいくこと、自分の為に力を貸してくれた方々を悲しませないようにと強く思うようになりました。
そして、2つ目は
「私にとって大切なものがハッキリとした」ということです。
価値観はひとそれぞれです。
人によっては“お金”だったり、“家族”だったり、はたまた“仕事”ということもあるでしょう。
一年かけて私が大切なものは『大切な人と一緒に過ごす時間』だと確信しました。
お金はないと困りますし、生きていくのに仕事もしなくてはいけません。でも、心と身体が健康で、働く意欲があればどんな仕事でも出来るし、お金はそれに伴って手にする事が出来ると考えています。
でも、大切な人と過ごす時間は意識して作らないと見過ごしてしまいがちです。「忙しいから…」「またの機会に…」と大切な人をないがしろにしていませんか?
残念ながら、人は生まれた瞬間から一日一日と死に向かってカウントダウンしています。最期の日が今日かもしれないし、明日かもしれない…もちろん、50年後、いやもっと先ということもあると思います。
でも、確実に1秒ごとにカウントダウンは始まっています。残された時間をどう過ごすのか?
若い頃はそんな事に気づきもしませんでした。それどころか、「死なんて、ずっと先の話」とさえ思っていました。
もしかすると、夫の死がなければ私も本当の意味では理解できていなかったかもしれません。我ながら浅はかだと感じますが、身をもって体験しないと分からないこともあるんだと思います。
だからこそ現在を大切に、そして後悔のないように過ごしたいと強く思うようになりました。
「過去は変えられなくても、未来は自分の力で変える事が出来る」と私は信じています。
時には心が折れる事もあるでしょうし、思い通りにいかない事もあると思います。
それでも、信じて続けていけば必ず「未来は変わる」と思います。
その未来は「自分の気持ちに正直に選択していく」事で、楽しい時間が少しでも多くなり、最期を迎える時に「私の人生色々とあったけど、悪くなかったな…」と思えれば良いな…と思っています。
変えられない未来はない
私はそう信じています。
このブログを読んだ方の気持ちが少しでも楽になったり、自分にとっての「大切なもの」を見つけられたら嬉しいです。
そして、今日という日を後悔なく楽しく過ごせる事を祈っています。
それでは、また…
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